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Missa Pange Lingua

私が1999年から参加している中世音楽合唱団が来年60周年を迎えます。
この合唱団は、中世・ルネッサンス時代のヨーロッパ音楽の研究のために
音楽学者の皆川達夫先生により1952年に作られました。

特に歌を上手く歌うことを目的としているわけではありません。
当時の楽譜を各国から持ち帰った先生が実際に音を出すためにメンバーを
募ったわけですが、歌唱力の云々よりとにかく楽譜に強い人が必要だったので、
当初の団員は東京藝術大学で作曲・音楽理論・音楽史などを学ぶ学生達だったそうです。

デリケートなルネッサンスポリフォニーを主としているので、
オペラを歌っているような人が、歌には自信があります~♪
なんてガンガン歌い始めたらブチ壊しになってしまうわけです(苦笑)
もちろん下手な人が良いという意味ではありません。。
空気読めよ!ってはなしです^^

この団体では日本初演も数々行ってきましたが、最も重要な曲が、
この、ジョスカン・デ・プレ作曲のミサ曲『ミサ・パンジェ・リングァ』です。

毎年定期演奏会が行われ、プログラムは、モテット・ミサ曲・ゲストによる器楽演奏・
世俗曲といった構成が定番です。

そのミサ曲の中で5年に一度はこのミサ・パンジェ・リングアが歌われてきましたが、
今回(来年2012年5月13日/60周年記念演奏会)は、50周年以来10年ぶりの演奏となります。

私も10年前に歌ったのですが、久しぶりだし、東京での練習になかなか出られないので
来年のために復習(自主練)しています。

10年前にはオリジナルの楽譜(*写真参照:当時の楽譜はパート譜です)で
演奏しました。
読みなれるのに結構時間がかかりましたが、現代のおたまじゃくしの楽譜に移したものより、
はるかに音楽の内容がつかみやすかったと記憶しています。

特に、現代の小節線がある楽譜では音価がわかりにくくエネルギーのかけ方を間違えて
しまいがちです。(*当時の楽譜には小節線はありません)

以前、ここにアップしたリュートの楽譜も現代の五線譜に書き換えられていますが、
やはりオリジナルの楽譜で演奏する方がはるかに音楽の内容に近づけると確信します。。

音楽の父と称されるJ.S.BACH(大バッハ)は確かに偉大な音楽家ではありますが、
我々は、音楽は大バッハから始まった・・・バッハ以前には音楽なんていえるほどの
ものは存在しなかった・・・かのような音楽教育を受けてしまいました。
・・・とんでもない。。。

バッハより数百年も前に作曲されたこの曲を聴けば、バッハが先人の音楽を参考に
してきたことが自ずと理解されることでしょう。

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by contrakun | 2011-06-12 04:36